お正月に娘と孫たちが泊りがけで遊びに来たので、前からやりたかった【段ボールの土手滑り】をやりました。
むかーーし、娘と息子が小さいとき、1回だけ土手滑りをさせたことがあります。子供たちは初めての経験で面白すぎて夢中で遊んでいました。2人とも段ボールから投げ出されても仰向けに転がって草まみれになりながらゲラゲラ笑い転げていて、それを見ながらこちらも幸せ一杯な気分を味わったものです。
というわけで娘にとっても30数年ぶり、孫たちにとっては初体験の土手滑り、いざ!
4人で土手に向かって出発する際、まずはゴミ捨て場から丈夫そうな段ボールをゲット。
適度な傾斜地を見つけるとその場でゴツいカッターナイフをシャキーーン!と取り出す私。
やり方がわかっていない娘と孫たちは「何をやるんだろう」と興味津々で私のやることを黙って見ていた。
私は孫たちが跨がれる幅になるよう、段ボールを左手でぶら下げるように縦に持ち、右手で余分な部分を上からシャーッ、シャーーッと手早く切り落とす。うーーむ、なかなか切れ味がいいゾ。まるで【アンコウの吊るし切り】をやってるみたいだ(笑)
うまい具合に折り目がついている部分を外側に折れば、ちょうど両手で掴まるのにぴったりの丈夫で厚みのある部分になった。たとえが変ですが昔の「雪隠」みたいな感じかな。
雪隠と言えば、子供の頃祖母宅のトイレがまさに写真通りで怖かった。写真で畳になっている部分がぎしぎしきしむ板の間でその下は全てぽっかり空いた真っ暗な便槽でしたから。しかもスリッパの代わりに草鞋(わらじ)を履くのです。草履(ぞうり)じゃないですよ、まさに江戸時代の草鞋そのもの!幼心に「今時わらじ!?」ってびっくりした。子供の足に大人の草鞋が大きすぎて下に落っことさないよう、自分も落っこちないよう、必死で目の前の棒に掴まって膝がガクブル状態で用を足したもんです。
雪隠。普段はこうして木の蓋をしてある |
閑話休題。段ボールのソリはこれで完成。
2人に段ボールの上に跨らせ、なるべく仰向けに近い姿勢にするとよく滑るよと教えた。
万一スピードが出すぎて怖くなったら体を起こして前かがみになるように、とも。(滑り台を滑るときもそうですよね)
2人とも最初はおっかなびっくりだったので最初はあまりうまくいかなかったけど、すぐに要領を得てうまく滑れるようになった。
とはいえ、傾斜がそんなに長い距離ではないし、草の状態とかもあるのだろう、体を起こしてストッパーをかける必要はなかった。
昔娘たちを遊ばせた場所はもっと傾斜が急で距離も長くて、それこそストッパーかけなきゃ吹っ飛んで崖の下に転落しそうなところだったんだけどなー。(おいおい💦)昭和世代の私にしてみれば、そういうところで野生の本能を開放させてワイルドに遊ばせたいところですが、でもまあ、時代が違いますからね。(金と暴力とエロが渦巻くアクの強さが特徴の「ザ・昭和時代」…😅)
何はともあれ、本人たちが大満足しているので連れてきた甲斐があったというものです。
そういえば娘は、子供のころの記憶がかなり薄れていたようで、30数年ぶりに恐る恐る段ボールに跨って滑り、「これ、楽しい!」と孫と一緒にはしゃいでいました。
娘よ、貴女がいつか自分の孫と遊ぶ日が来たら、同じように教えてあげてほしいな・・・
(もう、還暦になると私が生きていた証として、少しでも子や孫たちに記憶に残るように伝えておきたいって気持ちが働くんですよ。たかが土手滑りで大げさですけどね…ハハハハ😄)
3人ともまたやりたいと目を輝かせながら家路に着きました。
よぉーーーし。次回来たときは段ボールがもっと滑りよくなるよう本格的に細工をしますよ。段ボールの底部分にクラフトガムテープを一面に貼って、上からシリコーンスプレーを吹き付けて。
手ぐすね引いて待ってます。ふっふっふ…😁
※ここを読む人のために注意書き
滑りやすい季節としては春先とか秋から冬がいいので、それは問題ないのですが…
今回ちょっと危険だなと思ったのは、やたら丈夫な枯れた草の茎が地面からあちこち突き出ていたことです。それが段ボールを貫通して孫のお尻に危うく刺さるところでした。
滑るコースを決めたら、そこだけでも予め枯れ茎を引っこ抜いたり根元でへし折っておくといいですよ。
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