きっと何かの事情で今日は場所が田端教室に変更になったのだろう。
でも、そもそも田端に教室があるなんて聞いてないし、場所が変更になった連絡なんて来てないよ!?
いやいや、今はそんなこと言ってるばやいじゃない!
とにかく!!どうすんの、今から山手線に乗って田端に向かうの?教室の場所も知らないのよ!?私、方向音痴だし。捜し歩いていたら、なんだかんだで1時間はかかっちゃうよ!
どうしよう、どうしよう、どうしよう……😖
と、「まーるい緑の山手線♪」並みにぐるぐるぐるぐる思考を巡らせた。
この時点でも先生はまだ「田端、田端、田端」と連呼し続けていた。
遂に結論をくだした。
「先生!!」
私の大声に驚いて、先生は連呼するのをピタッと止めた。
「先生、申し訳ありません、今日の授業は休ませてください!」
「え?何言ってるの、michikoさん」
「今からそちらに行くには時間がかかり過ぎます!」
「??すぐそこに来ているじゃないの!?」
「いーえ、場所を間違えました。今からそちらに行くのに1時間はかかります。もう間に合わないので休みます。Tさんにも私の代わりに謝っておいてください!」
「何言ってるのmichikoさん、あとはエレベーターに乗るだけじゃない、“1分”で来れるわよ!」
「そのエレベーター(田端のな)までたどり着くのに“1時間”かかるんですぅ!😿」
「何言ってるの?何言ってるの!?何言ってるのぉーーー!!michikoさーーーん!」
「すみません、すみません、もう間に合いませーーーん」😭
互いに興奮しやすい似た者同士が、エントランスで携帯を介してわぁわぁわぁわぁキレ散らかしながら"奇跡のすれ違いコント"を繰り広げていた、まさにその時。
マンションの玄関の扉が開き、誰かがエントランスに入ってきた。
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